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SERVICE  SCIENTIST’S  JOURNAL  

第2回受賞サービス一覧.png

第5回
​受賞サービス
一覧

第5回受賞サービスは、過去最多となる33件が受賞。社会課題に対して独自のアプローチで切り込む斬新なサービスや、地域や場の価値を再定義するようなサービスなど、興味深い着眼点のサービスが多数受賞しました。

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今回は、全国から768件の応募が寄せられ、33件のサービスが選出されました。2025年12月に開催された第5回日本サービス大賞の表彰式には、高市早苗内閣総理大臣をはじめ各省の大臣らが出席し、受賞サービスを表彰くださいました。

 

トップ賞の内閣総理大臣賞に輝いたのは、株式会社ナビタイムジャパンの訪日観光ナビゲーションアプリ「Japan Travel by NAVITIME」でした。他にも、経済産業大臣賞の株式会社ワークマン「作業服の枠を超えて ~顧客と創る機能性ファッション~」、地方創生大臣賞を受賞した株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメントの北海道ボールパークFビレッジが生み出す「共同創造空間」をはじめ、業種や規模の枠を越えた様々なサービスが表彰されました。コロナ禍で行われた第4回までと異なり、今回は新たな時代、新たな社会や産業の在り方を担う新たなサービスモデルが数多く見られました。

 

全体を俯瞰してみると、社会課題に直結したサービスモデルの存在感が高まっていると感じます。また、新たな「事前期待」を生み出すサービスや、「諦めていた事前期待」にアプローチすることで、顧客との関係性を変革して新たなカルチャーを醸成しているサービスや、場や機会の価値を変革することで新たな需要を創出するサービスが多く見られます。

それぞれの受賞サービスの紐解きは、次回以降にじっくりと取り上げることとして、今回はこの受賞事例の中からいくつかをピックアップして紹介したいと思います。

 

※受賞サービス一覧はこちら

 

 

優秀賞:お手伝いと旅を掛け合わせた人材マッチングサイト「おてつたび」

 

2025年の流行語大賞にもノミネートされた「おてつたび」。今、非常に注目が集まっています。地域で短期間働きながら滞在する仕組みを提供するサービスです。人手不足に悩む地域と、旅をしながら働きたい個人をマッチングしています。

「おてつだい×旅」という異色の組み合わせで、地域課題を解決するこのサービスモデルの面白い点は、お手伝いそのものを旅の目的に据えたことにあります。これにより、観光資源が乏しく、従来は人を呼び込みにくかった地域にも、地域貢献意欲の高い働き手が自然と集まる構造を生み出しています。

 

 

国土交通大臣賞:山を歩きたくなる!登山アプリ「YAMAP」共助の仕組み

 

山登り・山歩きが好きな方なら一度は目にしたことがあるでしょう。登山アプリYAMAPは、登山者向けのGPSアプリとして広く知られています。携帯電話の電波が届かない山中でも現在地を把握でき、行動履歴を記録・共有できる仕組みは、登山というリスクを伴う行為において高い安心感を提供しています。

YAMAPは、山登り・山歩きを楽しむ方々の間にある「共助の文化」を、サービスモデル化している点が非常に面白いです。登山後にルートや状況を記録・共有する行為は、次に山に入る誰かの安全につながります。個人の体験が、コミュニティ全体の知見として蓄積される仕組みをつくり上げたことが高く評価されました。

 

 

厚生労働大臣賞:障害者手帳のDXで障害者の社会参加を図るライフプラットフォーム「ミライロID」

 

ミライロIDは、世界で初めて障害者手帳をデジタル化したサービスです。スマートフォンで提示できるようにすることで、持ち歩きの不便さや提示時の心理的負担を大きく軽減しました。ただし「不便の解消」にとどまらないのが、このサービスモデルの価値です。ミライロは、交通、商業施設、エンターテインメントなど、さまざまな事業者と連携することで、障害者を中心とした新たな経済圏を構築しています。これにより、障害者対応はコストではなく、事業成長につながる取り組みへと位置付けが変わり、障害者が従来は諦められていた体験や利用機会に応える新たなサービスが次々と生まれています。

 

 

地方創生大臣賞:クラゲの魅力を共に広め学び合う ~庄内が世界に誇る 夢の水族館~鶴岡市立加茂水族館

 

山形県鶴岡市という港町にある加茂水族館は、飼育が難しいとされてきたクラゲを世界最大規模の80種類以上も飼育し展示している日本で唯一かつ世界最大級のユニークな水族館です。一時は年間来場者数が10万人を割り倒産の危機に瀕しました、クラゲに特化することで、今では主に県外や海外から約40万人が来場し、地域に賑わいを生み出しています。

 

 

優秀賞:地域と子育て家族をつなぐ、こども主役の暮らし体験「保育園留学」

 

たとえば都市部で暮らす家族が、遠く離れた地域の保育園にこどもが通いながら、家族でその地域に1~2週間滞在するという、こどもを主役にした暮らし体験サービスです。こどもには自然とふれあう体験を、親にはリモートワーク環境を提供し、地域には交流人口の増加、保育士雇用の継続、経済効果等をもたらす「三方よし」の仕組みを地域とともに構築しています。

 

 

 

優秀賞:リユース品の販路を世界のECモールへ拓く「WASABI SWITCH」

 

リユース品の流通業者向けに、世界への「販路拡大」と、リユース品特有の煩雑な業務を「効率化」するクラウド型の販売管理システム「WASABI SWITCH(ワサビスイッチ)」。商品を日本語で登録すれば、連携する世界34社(国内16社、海外18社)の主要ECモールに自動出品でき、一気に販路を世界に拓けます。この仕組みによって、日本で使われてきたモノの価値が「Used in Japan」として世界に広がっています。

 

 

他にもまだまだありますが、様々な業界から選出された日本のサービスイノベーションの最前線事例から、我々は何を学び、実ビジネスにどう実装したら良いのか?今後の当連載やセミナーなどの機会を活かして、読者の皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

 

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